スラムダーンク!
国民的漫画「スラムダンク」は多くの人を魅了しました。
主人公 桜木花道のバスケ人生は深く深くさらに深いものでした。
この漫画に触発されてバスケットボールをはじめた人もいるのではないでしょうか?
バスケは目の前にあるバスケットゴールにボールが入ると得点になりますが、よく見るとそのゴールにはバックボードが必ずついています。
バスケにバッグボードがついている理由
学校の授業でしたり、スポーツ少年団や部活などでバスケをしたことがあると思います。「スラムダーンク!」と言いながら、バスケゴールめがけて思いっきり飛んだ経験もあると思います。
「全然届かないのに…」
バスケットボールをゴールの網へ入れるために投げ込みますが、「スパッ!」と入るときの音は気持ちいいですよね。
そして、もう一つ網の中へ入れる方法として、バックボードを使うやり方があります。バックボードに当てて、その反動を使い網の中へ入れます。
そう考えると、バスケットボールにバックボードがついているのは、単純にゴール数を増やしてゲームを楽しみたいから?
アメリカ人はサッカーを好きな人があまりいないと聞いたことがあります。一方で、野球やバスケは大好きなスポーツです。
その違いは、点数に変動が出たほうが面白いとのこと。確かにサッカーは2時間して1点~2点入ればいい戦いをしたゲームって感じですね。
本当にバックボードは点数を増やして、観戦者を楽しませたいから?
観客の妨害を防ぐバックボード
実は、バスケットボールにバックボードがついている本当の理由は、観客が試合の邪魔をするのを防ぐためにあります。
バスケットボールが誕生したのは、1891年のこと。この当時にバックボードは存在しませんでした。木で作ったカゴのようなゴールにボールが入れば得点になるスタイル。
カゴなので下には落ちません。
一回入って出てしまうと得点にはならず、そのカゴの中にボールが残っている状態ではじめて得点になります。
バスケットボールを生み出したジェイムズ・ネイスミスは、体育館で競技をしたいと考えていたときに、たまたまグランドにあったサッカーボールと桃を入れるためのカゴを見つけました。
そして2階部分の手すりにそれをぶら下げたのです。その高さは3.05m(10フィート)。ちなみに、この高さは現在のバスケットゴールの高さと同じです。
「2階の手すりに取り付けたバスケットゴール…」
そうです。
体育館の2階には人が移動できるスペースがあります。このスペースに観客が集まるとどうなるでしょう?
ゴールの後ろにいる観客が、飛んできたボールを蹴って妨害してしまう事案が起きてしまったのです。応援するチームを勝たせようと、敵チームのゴールの後ろに居座って、飛んできたボールを跳ね返す!これでは試合になりません。
そこで、妨害を回避するためにゴールの後ろにバックボードを取り付けました。
まとめ
バスケットゴールの後ろにバックボードがあるのは、観客の妨害を防ぐためでした。現在はそのボードを使ってゴールするために、様々なテクニックが生み出されています。