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災害に強いキャンピングカーが人気!【災害対策】

南海トラフ地震の危険度が増えている昨今。

2011年に発生した東日本大震災や2016年に発生した熊本や大分で頻発の大地震(大震災)、川が氾濫して土砂が襲ってきたこともありました。

2018年には西日本の広範囲で平成最大の死者数を出す豪雨が発生しました。

これらには共通していることがあり、そのひとつとして自宅が倒壊または流されて住むことが難しくなった点。

家がないため親戚や友人を頼るか、避難所にいくしかないと思います。

しかし、避難所の場合はプライバシーの確保がとても難しくなるため、車を避難所の駐車場に置いて、車の中で避難生活をする人が多くいます。

ただ注意が必要です。

人間は動かないと血栓ができてしまうため、静脈が詰まり突然意識を失うエコノミー症候群を発症する危険があるのです。

この病気は突然死を招くとても危険な部類の病気。

同じ姿勢を長時間続けている場合に発症します。

狭い車の中で長時間同じ姿勢を続けたことでエコノミー症候群を発症して命を落としている人も多くいます。

長時間の同じ体勢は危険!

そんな中、注目を集めているのがキャンピングカー。

キャンピングカーは通常の車と違い、足腰を伸ばせて横に寝ころべるスペースが確保されています。

震災でキャンピングカーの必要性、求められる理由

キャンピングカーといえば、自然を気軽に楽しむための「旅道具」としてイメージが多いです。キャンピングカーで数千キロ離れたところに移動したりするので、生活に必要なインフラはすべて整っている特徴があります。

震災中にキャンピングカーが使えるのなら、仮設住宅を作る国・都道府県の負担や抽選で落ちた時の精神的苦痛なども減ります。

またキャンプのような避難生活も可能で、安全な場所の移動も楽にできます。

震災があってもどこでも安全な場所で寝泊まりできるメリットがキャンピングカーにはある!

避難先では体育館などへ缶詰め状態にされてしまい、精神的なストレスがものすごくかかりますが、キャンピングカーで寝泊まりするため、何より自分のプライバシーを確保しながら最低限の生活を維持することができるのが嬉しいところ。

まさに非常用のプライベートシェルター

数百キロ以上に及ぶ広範囲な壊滅的大震災の場合は当てはまらないですが、だいたい震災が起きると3日間は救援が来る時間を考えていた方が良いと言われています。

キャンピングカーがあれば3日間はなんとか過ごせるはず!

では、キャンピングカーにはどのような種類があるのでしょうか?

キャンピングカーの種類

日本の車には普通車と軽自動車がありますが、キャンピングカーはどちらにも存在します。

普通車の魅力はなんといってもその広さと機能の充実。

電子レンジや冷蔵庫、料理用キッチン、寝室やソファーなどゆったりとしたスペースが確保できます。


(出典:image.space.rakuten.co.jp)

しかし値段が500万円から1000万円以上もするなどなかなか手が出せません。このため中古に狙いをつける人も多くいます。

ワンランク快適な空間を目指したい余裕のある人は良いですが、軽自動車に目を向けてみましょう。

軽自動車は限られた車体幅の中で制作していくため、デザインと使い勝手に大きく左右されます。

スバルの軽キャンピングカー 「旅人」

「旅人」はスバルの軽自動車バン「サンバーバン・ディアス」をベースに、組立式の拡張ベッドや収納、シャワーヘッド付きギャレー、リヤゲートテント、サブバッテリーやDC12V電源などを追加したキャンピング仕様車。

ベッドマットやテーブルなどは収納可能で、日常ではノーマルのサンバーとして一台二役の利用が出来るのが大きな特徴です。


(出典:img.response.jp/imgs/zoom1/267827.jpg)

スバル「旅人」の場合は、このように車+寝床として考える形です。

三菱自動車カーライフプロダクツ タウンボックスキャンパー

2列目シートをセットすると、運転席、助手席を入れて4名着座可能。

2列目シートを畳んでフラットにすると、大人2名が就寝できるスペースができます。

ポップアップルーフ装着車はルーフ部分で就寝することは想定されておらず、就寝定員は2名。

オプションで車両後部に左側ににギャレー、右側に折り畳みテーブルを装備したコンソールを装着することができます。

ポップアップルーフ装着車は室内高が最も高いところで2mを超えるため、開放感が抜群!

ギャレーコンソールには丸型のシンクがついており、シンクの下には各10リッターの給排水タンクが収納できます。

N BOX + キャンパー Neo


(出典:whitehousecamper.com)

N BOX も他の2車同様な作りですが、N-TRUCK・N-CAMPは一風変わったデザインをしているため、多くの人が注目しているデザインです。


(出典:cdn-ak.f.st-hatena.com/)

そのかわいらしさから女性にも大人気です。

「N-TRUCK」は軽乗用車「N-BOX」をベースに、全長を50cmカットし、カスタマイズした軽ピックアップトラック。

「N-CAMP」は「N-TRUCK」用のキャンピングトレーラーで、2両連結しても普通車の駐車場に収まるサイズを実現しています。

室内はソファやテーブルのほか、大人2人が過ごせるサイズの収納ロフトベッドも装備。昼はリビング、夜は寝室としても使用でき、アウトドアにとどまらず、移動オフィスや趣味の部屋など用途に応じて自由にアレンジ可能です。

普通のキャンピングカーに比べると装備は少ないものの、室内は普通車のキャンピングカーみたいに広々として使えます。

2人乗りな点が気になるので、4人乗りでうまく作れたら…

ただ、この車は現時点でコンセプトなので今後の行方に大注目で、多くの人に期待されている車です。

そして、購入可能なタイプが発売されました。

「新型N-BOXベースのキャンピングカー「N-BOX Camper Neo」」「N-BOX Camper Neo」一番のウリは運転シートが180度回すことができるところ。後席側に向けることができます。


(出典:response.jp)

個人的にはコンセプトのほうが好きですが、販売されたタイプは日常的な移動手段としての使い方でも違和感がないので現実的だとは思います。

軽トラをキャンピングカーへ

また、最近では軽トラを改造してキャンピングカーにする人が増えています。デザインもカッコイイ!


(出典:bepal.net)

軽トラの改造の仕方によっては、荷台部分から家の部分を降ろすことができるため、安易に普通の自動車と切り替えることが可能なものもあるようです。

スペーシアベースをキャンピングカーへ

スペーシアベースは、現在「旅車」として人気が高い車種になります。スペーシアをベースにして商用向けにカスタムした車で「4ナンバー」のため、運転席と助手席は良いのですが、後部座席は簡易的なものになります。

ただ、マルチボードを使用することで「フルフラット」や「作業台座」のスペース空間を安易に作ることができます。

また、商用をイメージさせない外観デザインも人気に拍車をかけています。

(www.suzuki.co.jp)

まとめ

震災にキャンピングカーが大活躍!テントもあり。

発売されるなら、家族連れの場合は震災以外の通常の生活で乗れなくなるので、4人乗りでトレーラーつけてほしい!

2人乗りのトラック型はかっこいいけど…

あくまでもアウトドア用に開発されたコンセプトだから仕方がありません。もしもの震災の時に便利なキャンピングカーを検討してみるのも良いと思います。

また、牽引車として災害時のみにドッキングをする形で移動できるやり方もあります。普段は通常の車を使い、災害時には牽引してトレーラーハウスを動かすといった感じです。


(出典:img1.kakaku.k-img.com)

高いお金で車を買うのはちょっと…、と思う人は、快適に過ごせる「テント」を避難先の校庭や駐車場などで使えば安上がりでプライバシーも守れます。

臨機応変に備えると良いでしょう。



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