掃除機のコードについている黄色いテープは「もうすぐ終わり」の意味だと思っていませんか?
掃除機のコードを引っ張ると黄色のテープが出てきますよね?
さらに引っ張ると赤い色のテープが出てきます。
「本当の意味を知ってる?」
掃除機のコードには黄色と赤のテープがありますが、それぞれに大切な意味があります。
掃除機で黄色・赤色のテープの意味とは
掃除機のコードには黄色と赤色のテープが巻かれています。
結論から言うと、意味は「使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい」という意味になります。
「黄色テープまで引っ張ってから使うのが正解!」
JIS(日本工業規格)で定められている法律でこの印は国家規格。
「コードリール式のものは、コードの終端部に容易に取れない方法で黄色及び赤色の印を設け、かつ、コードをすべて引き出したとき赤印は器体の外に完全に出ていなければならない」と記載されています。
発火の危険がある掃除機のコード
「そもそもなぜテープがつけられたのか?」
日本電機工業会が原案を作りました。
巻き取り式の場合、どこからどこまでをコードの長さにするかをはっきりさせるために赤い印をつけたとしています。
そして、黄色の印は「使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい」という意味あいで各メーカーは使っています。
その理由として、掃除機の中でグルグルと巻いてあるコードはモーターの発熱、伝導による発熱、そして掃除機の中に熱がこもり、コードに負荷がとてもかかっている状態です。
コードを収納したままとコードを黄色の印まで出した状態とではおよそ25℃もの温度差があるとも言われています。
「コードを収納した状態で使用すると突然発火する恐れがある!」
そこで「黄色の印まではコードを開放してから掃除機を使いましょう」としているのです。
また、掃除を始めて徐々に遠くまで掃除をしようとするとコードが引っ張られて断線する恐れもあります。
赤い印はそれ以上引き延ばしたら断線して故障の原因になってしまうという、警告的な意味合いも込められています。
まとめ
掃除機コードは黄色のところまで伸ばしてから使う。
家電製品は熱を持ちやすいです。
突然発火する危険もあるので安全に使いましょう。
機械は熱に弱いので、長持ちさせるためにもコードは黄色の印まで延ばしてから使うようにします。コードをまとめておいたら火がついた話も聞きます。
ついつい忘れがちになってしまう人は、掃除をロボットに任せる手もあります。