インドネシア・ジャワ島の密林にそびえる、正体不明の巨大建造物があります。
誰が何のために建てたものなのでしょうか?
それは鳥の形をした巨大建物で、現在は未完成のまま放置されて廃墟化しているそうです。
その名は巨大な鳥の形をした巨大建築物「Gereja Ayam」。
ジャワ島の鳥の形をした巨大建物(Gereja Ayam)の正体
(出典:h3.bp.blogspot.com)
「なんじゃこりゃー!!」
「Gereja Ayam」は、インドネシアの首都ジャカルタで働いていたDaniel Alamsjahさんが、1989年に突然神の掲示を受けたと語り、妻の実家のあるジャワ島中部ジャワ州に位置するマゲラン近くの小高い丘に礼拝堂を建てたのがはじまりです。
鳩の姿を模した礼拝堂として建築されましたが、地元の人達からはニワトリ教会(Chicken Church)とも呼ばれています。
「もう、ニワトリにしか見えない…」
神を信じる者が集う場所として建てられた「Gereja Ayam」。キリスト教以外にも、日本人やムスリムなど7つもの国から祈りを捧げるために人が集まってきています。
世界中で神を信じている人は多い。
ただ、Alamsjahさんはこの建築物について「ニワトリでもなく教会でもない。鳩の形をした礼拝堂だ」と訴えています。
「鳩なのだ!ニワトリではない!ハトである!!」
そして「Gereja Ayam」は、様々な問題や障害を抱える子どもや若者、薬物中毒者などのリハビリ施設としても使用されてきました。
Gereja Ayamが廃墟の理由
現在は廃墟になっています。
土地の購入や建築費などで約2万1000円(170ドル)を費やしましたが、2000年に建設費用が高騰。建築費が予想より大きくなっていき、建設中は地元の村人なども協力して作っていましたが未完成のまま現在に至ります。
「完成せず…」
そして、年を取った Alamsjahさんが丘の上まで行くことが大変になってしまったのです。
「年には勝てなかった…」
15年前に近くの村に住むことなったAlamsjahさんは、礼拝堂はそのまま放置して廃墟になってしまいました。
現在、Alamsjah さんは村の自宅で21人の患者と共にセラピストとして生活を送っているようです。
まとめ
森の中のニワト…鳩は廃墟した。
現在は多くの観光客が訪れる場所になっています。
そして、様々な宗教の信者たちがこの家を訪れて神に祈りを捧げています。この他にも結婚式をあげるカップルもいるので、廃墟ではあるものの存在意義はあるようです。
っとはいえ、未完成の建造物です。ところどころ脆いところもあります。観光に行くときには気をつけましょう。