金魚は身体の強いフナから品種改良により生み出された観賞魚です。
メダカと違い長生きしますが、金魚の寿命はどのくらい生きるのでしょうか?
また、金魚すくいの金魚はすぐに星になってしまうと耳にします。なぜ死にやすいのでしょうか?
金魚の寿命は平均にすると何年?
金魚を見ることで癒されます。
ペットにするので、どれほど一緒にいることができるのか気になるところです。金魚は何年生きることができるのでしょうか?
金魚の寿命は一般的に「10年から15年」といわれています。
ただ、金魚は飼育環境で寿命が大きく変わります。金魚は老衰を迎える前に病気で死んでしまうことが多い傾向があるためです。
屋外飼育では野良猫やカラス、イタチやイノシシなどの外敵も多くいます。そして夏の暑さも影響を受けます。一般的に飼育をする大半の金魚は、思わぬ事故や病気で3年から4年程度は生きるといわれています。
長く飼育するには、金魚が小さい頃からストレスをあまりかけない飼育環境にすることが大切です。
金魚すくいの金魚が死にやすい理由
お祭りの定番「金魚すくい」。
金魚すくいで持って帰る金魚は、数日から1ヶ月の間に死んでしまうケースが多く、平均寿命はなんと1週間程度とも言われています。
なぜ金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまうのでしょうか?
金魚すくいの金魚でも数十年生きる個体もいますが、金魚すくいの金魚が死にやすいのは、たくさんの人が「ポイ」を次々と水槽の中に入れて、金魚達を追っかけまわすからです。
金魚にたくさんストレスがかかっています。
また、手をわざわざ消毒していないため、不特定多数の人の手についたいろいろんな雑菌が水槽内に入ることで金魚は病気にかかりやすくなります。
日本の伝統的なお祭りには金魚すくいが欠かせないのですが、金魚のことを思うと難しいところです。
長生きさせる金魚の飼育方法
どのような環境の金魚が長生きしやすいのでしょうか?
その金魚の生命力にもよりますが、10年を超えて生きる金魚は限られた飼育環境に適応しやすく、ストレスを感じない生き方をしてきた金魚が多いとされています。
つまり、金魚を長生きさせるには、水質の維持が重要。
金魚すくいの金魚は基本的に育てる目的ではなく、売ることを目的にしています。そのため、その環境から金魚にかかるストレスは多くかかっていると予想出来ます。金魚すくいで金魚を飼う場合は、金魚すくい自体の難易度が上がりますが、出来るだけ元気そうな個体を選ぶと良いでしょう。
まとめ
元気な個体を選んで金魚すくいを楽しみましょう。
ちなみに、ギネスブックに載っている世界最長記録はなんと43年生きた金魚で、イギリスで暮らしていました。金魚の種類は「オランダシシガシラ」です。