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砂浜を歩く魚「グルニオン」とは?

こんな光景は見た事がない!信じられない!

インターネットで多くの目撃が報告されているある現象があります。

それは、新月・満月の夜から数日間、走り回る謎の生物がいるのです。

その生物は、南カルフォルニアの砂浜に現れるようです。いったいどのような生物なのでしょうか?

新月・満月に大群で現れる謎の魚の正体とは?

砂浜を走る魚「グルニオン」とは?

南カルフォルニアの砂浜で走り回っている謎の生物は「グルニオン」。

別名グラニオンという魚です。

なんかロボットみたいな名前

トウゴロウイワシの一種で、南カリフォルニアとメキシコ北部のバハ・カリフォルニアのみに生息する不思議な魚になります。体長は10cm~15cm前後。

産卵で走り回る魚「グルニオン」

ぎゃぁああ!!苦しそう…

なぜ新月と満月の日に走り回るのでしょうか?

新月・満月にグルニオンが砂浜を走り回るのは「産卵のため」です。新月と満月の日から数日は、満潮になるといつもよりも海から離れたところまで波が届きます。そこに産卵することで他の魚に食べられるリスクを下げることができるのです。

産卵のために海から出てくる魚!

産卵は毎年3月から8月の間。

サンタバーバラのすぐ北に位置するコンセプション岬から、南のメキシコのバハ・カリフォルニア州にあるプンタ・アブレオホスの間の砂浜で行われます。

メキシコの砂浜でうごめきあう魚で、グラニオンは波を利用して砂浜にたどり着こうとするため、大潮、満潮時の一番波が高い時期の新月・満月に姿を表して走り回ります。

ちなみに、卵は次の満潮で波が卵を揺らすと稚魚が生まれます。揺れてから1分程度で誕生しますが、これは限られた時間の中で早く海に帰らないといけないためです。

揺れて1分で誕生する奇跡!

産卵方法は、砂浜に潜るため尾びれを揺らし、最大で約3000個の卵を産みます。その姿が「グラニオン・ラン(砂浜への駆け足)」に見えることからこのように呼ばれています。

 

まとめ

歩くというより…うごめく。

歩くっていうより、なんだか苦しそうですね…

うなぎみたいに見えてきました。



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