この世には不思議な現象があります。
UFO、UMA、超能力、科学の力でも解明できない力があります。
しかし、科学の力で不思議な現象を作ることも出来ます。
その1つに「水をかけても沈めても決して濡れることのない」水を弾く砂の存在です。
「不思議~」
誰しもそう思う謎の砂。
科学で生まれたこの砂は、いったいどのようなものなのでしょうか?
絶対に濡れない疎水性の砂の謎
水に濡れても絶対に濡れない魔法のような不思議な砂は実際にあります。
ディズニーの話に出てきそうな魔法を感じさせるものですが、その正体が気になりますよね?
それは「疎水性の砂」と呼ばれているものです。
「どのような性質なの?」
それと同時に、なぜその砂が作られたのか、その目的が気になりませんか?
疎水性の砂は、ほとんど水に濡れることはありません。疎水性は水に対する親和性が低いことが特徴で、「水に溶解しにくいこと・水と混ざりにくい物質または分子の性質のこと」を意味しています。
言葉にすると難しいのですが、動画を見れば一目瞭然です!
すごくないですかこれ?
とても不思議な現象です。疎水性の砂を使った実験動画を見てみると、水の中に入れる砂のほとんどは水底に沈み、沈んだ砂を掴んで水の上に持ち上げると、またサラサラと流れ落ちます。
まさに魔法の世界です。
疎水性の砂は何に使うの?
なぜこのような砂が存在するのでしょうか?
「何のために作ったの?」
実は、海に流れ出た石油を除去するために開発された砂が「疎水性の砂」になります。
対石油対策なので、水とは混ざることはありませんが、油とは簡単に混ざるように調整されています。
疎水性の特徴
- 水とは混ざらない
- 油とは混ざる
疎水性の砂は、地球環境を維持するために重要な役割を持って生まれた魔法のような砂です。石油を積んだ船が座礁や衝突により原油の流失が発生した場合、そこの海は油まみれになることで水鳥やそこに住む魚達に膨大な被害を与えてしまいます。
素早く油を除去する必要があるのです。
まとめ
疎水性の砂は地球を守る大切な砂。
地球環境を考えて科学が生み出したいわゆる「正義の砂」です。
ディズニー映画に出てきそうな魔法の砂みたいですね。