日本で有名なスポーツの一つに「柔道」があります。
オリンピックでは毎回のように活躍し、日本中を盛り上げてくれていますが、この柔道は黒帯が最も上位の帯色ではないことを知っていましたか?
「上には上がいるのだ!」
柔道は日本を代表するスポーツで年々盛り上がりを見せています。
黒帯の上にも強いものがいたら?
気になりますね。
柔道の段位の基準を見てみましょう。
柔道の黒帯、その上の帯色は何色?
昇段(段位)の基準は、講道館により定められています。
各都道府県の柔道連盟はその基準に添って昇段審査が行なわれます。
初段~五段までは、各都道府県の柔道連盟が主催する昇段審査で取得。
六段以上は講道館での取得が必要です。
段位と帯の色の関係は成年と少年で分かれ、白帯(しろおび)は柔道や空手道などの武道において初心者が締める帯になります。
子供(少年)
- 初心者 …白帯
- 一級 …茶帯
- 二級 …紫帯
- 三級 …緑帯
- 四級 …橙帯
- 五級 …黄帯
大人(青年)
- 四級以下 …白帯
- 三級~一級 …茶帯
- 初段~五段 …黒帯
武道の帯は道着と異なり洗濯をせず干すだけが基本です。最初は白い帯が修練を積むごとに黒ずんでくることから、茶という色はその途中過程を表すという意味合いを持ちます。
「汗臭いほど強さに変わる!」
そして、初段~五段の人が身につけている黒帯。
オリンピックなどの大会で締めている人がほとんどで、「黒帯」は有段者と言う意味合いを持ちます。
年季を経るごとに色合いが変わっていき、そして最終的には黒ずんでいく。これは初心者や初級者とは明らかに違う色になり、熟練された実力を持っている証なのです。
「まさに柔道を極めた証」
階級段位、六段から八段の帯「紅白帯」
ここからは条件が厳しくなり、取得するのが難しくなる領域です。
それが、六段~八段。
使用される帯の色は「紅白帯」。五段までは実力で昇段されるのが基本的ですが、六段からは業績や年齢が重要視されていきます。
また、講道館は六段になれる年齢を27歳以上と定めています。
六段で評定される項目は「極の形」、若しくは「柔の形」であり、功績による六段への昇段は15年以上の年限が必要だと言われています。
(出典:upload.wikimedia.org)
「駆け上る神の域へ」
九段から十段の帯「紅帯」
柔道会の神様と言うべきクラスです。
九段、十段になると、帯の色は「紅帯(赤帯)」になります。高段位をとるためには大会での実績はもとより、年齢、柔道への貢献などのあらゆる面も考慮され、強いだけではなく、柔道愛も求められます。
柔道で九段または十段が締める事ができる帯。
この色は他の武道でも最高位の帯を示しています。
まとめ
紅帯は柔道の神様レベル。
今、存命の中で十段を取得している人は4名のみ。
世界中にいる柔道選手の中でわずか4人だけが手に入れている最上級の段帯。