ミッキーマウスプラティはその模様から愛好家が多く人気を集めています。
プラティの稚魚を育てる方法を見ていきましょう。
ミッキーマウスプラティの稚魚を育てる方法
ミッキーマウスプラティが見事、妊娠の兆候が見られました。
その次にやってくるのは出産です。
ミッキーマウスプラティを含むプラティ種は「卵胎生のメダカ」です。
普段から目にする一般的なメダカは卵を産み付けてやがてそれが孵化することになります。
プラティは卵胎生のため、親のお腹の中で稚魚が形作られるまで育てることができます。卵を産み付ける通常のメダカはその卵を他の魚などに食べられてしまう恐れがあります。
しかし、プラティは卵を身体の中で育てるためそのような心配はありません。
卵胎生のメリットになります。
卵からかえったプラティはそのまま親の身体から飛び出すように出ていきます。
このようにして増えていくため、通常のメダカよりも生存確率が高く増えやすい特徴があります。
稚魚は成魚に食べられる?
魚は大きなものが小さなものを食べるという掟のようなものがあります。
大きな親のプラティに生まれたばかりの稚魚は食べられないのでしょうか?
積極的に追いかけて食べることはないでしょう。
しかし、浮遊している餌だと勘違いをして口の中にいれることは考えられます。成魚プラティが口の中に入れようとすると稚魚が逃げる光景をよく見ます。成魚は餌ではなかったことにガッカリした様子で追いかけることはしません。
たまに追いかけることがあっても、それは本能のような動きで食べるという感じではないように思えます。
ただ、100%食べないとは言い切れません。生き物なので確実な正解はないのです。心配なら稚魚がある程度大きくなるまで隔離水槽に移しておくと安心です。
ただ、プラティの繁殖力は高いためきりがないかもしれません。
稚魚が隠れる場所がたくさんあれば特別隔離をする必要はないかなと思います。それほど増えていきます。ミナミヌマエビの半分くらいの勢いでしょうか?
稚魚の餌
成魚と稚魚を一緒に入れておく場合には、餌の問題が気になると思います。
メダカは通常のメダカの餌をすりつぶして与えます。
プラティの稚魚の餌はどうしたら良いのでしょうか?
プラティの稚魚は食欲旺盛です。基本的に何でも食べます。人工飼料を細かくしたものを水槽の中にパラパラといれるだけで食べます。
メダカ用の餌でもかまいませんが、丸いタイプではなく、はじめから粉状のタイプの餌なら成魚も稚魚もそのまま食べることができるため楽です。
ポイントは水流で水槽の全体に餌がまかれるようにすること。
沈殿性の餌を選ぶ必要はありません。
上部式フィルターや外部式フィルターでは排水される水によりその勢いで餌が水中に押されていきます。拡散されることで隠れていた稚魚が餌を食べることができるのです。
小さな身体の稚魚は水面まで上ってこない場合が多いため、餌を水槽全体に拡散できる工夫が必要です。
人口餌の他にもブラインシュリンプを与えてあげると喜びます。
ただ、与え過ぎては水質の悪化が早くなるため気をつけてください。
そして残り餌がたまらないようにミナミヌマエビなどをいれておくと安心です。食べ残した餌は水カビなどを発生しやすくなるため注意が必要です。
稚魚のプラティは2~3か月すると水面まであがり、成魚と一緒になって泳ぎだします。色もこのくらいから判別できるでしょう。稚魚の身体にミッキーマウスの模様が浮き出てくるのをはじめてみたときには感動すると思います。
まとめ
隠れ家がない場合には、サテライトなどの隔離水槽を用意しておくと安心です。
隠れ家がある場合にはそのままほったらかしで飼育をしても勝手に増えていきます。ミナミヌマエビの繁殖をイメージするとわかりやすいかもしれません。
逆に増えすぎて困ることもあります。
その場合には友人にあげたりショップで引き取ってもらう方法があります。