オーストラリアの巨大湖に潜む「マーレーコッド」という怪魚がいます。
まるで剣山のような歯を持ち、鳥や蛇なども丸呑みにする獰猛な魚…
この魚の正体とはどのような生物なのでしょうか?
淡水巨大魚マーレーコッドとは?
「世界は広い!」
人間が食べられたことはありませんが、プロでもケガに注意が必要な大きな淡水魚がオーストラリアにいます。
その名はマーレーコッド。
マーレーコッドは、大きなものだと2m近いサイズになります。
(出典:ikumen-smile.com)
- 名前:マーレーコッド(Murray cod)
- 学名: Maccullochella peelii
- 生息地: エイルドン湖、 バーリー・グリフィン湖、 エパーロック湖、 ナガンビー湖、 アレクサンドリナ湖
マーレーコッドは、スズキ目ペルキクティス科マクルロケルラ属に属するオーストラリアの大型捕食性淡水魚です。
オーストラリアで最も大型の淡水魚と知られ、平均的なサイズは50cm~60cm、3kg~4kgになります。また、最大記録は183cmの113kgという記録も。
「巨大で重い!」
大型肉食魚で、魚をはじめ、カモ・カメ・ヘビ・カエル・ザリガニなど、なんでも食べる雑食です。淡水では捕食者の頂点に位置しています。
しかし、オーストラリアにヨーロッパ人が入植して以来、その数は減り続けているようです。現在では絶滅危惧種に指定されています。
ヨーロッパ人でマーレーコッドが減った理由とは
なぜ、ヨーロッパ人がきたことで減ってしまったのでしょうか?
自然に減少したこともありますが、マーレーコッドは食べることができる魚です。白身みたいな感じで、フランス料理に出されているようです。
つまり、乱獲により大きく数を減らしてしまいました。
マーレーコッドは日本にもいるかも?飼育ができる魚
マーレーコッドは、琵琶湖にも住んでいる可能性があります。輸入されたものが捨てられて、2010年に話題になりました。しかし、現在も生息しているのかは不明です。
絶滅危惧種に指定されていますが、購入や飼育は可能な魚です。
実は、マーレーコッドは4種いるのです。通常のマーレーコッドは絶滅危惧種の指定を受けていません。4000円~ほどで購入でき、寿命は10年くらい。
しかし、最大で2メートル近くの大きさになるため、最初はガラス水槽でも最終的には池がないと難しそうです。
大食いで、大量の糞をするため飼育難易度は高めです。それに、大きくなると力もつくので分厚い水槽が必要です。ただ、顔が可愛らしく、観賞魚として飼育をしている愛好家は多くいます。
マーレーコッドのスポーツフィッシング
マーレーコッドは、その巨大な身体と強い引きから、スポーツフィッシングでもターゲットにされている魚です。
川では、流れの所々にある深度のあるプールがポイント!
川に沈んでいるユーカリの倒木や、大きな岩周りなどのストラクチャーを目安にキャスティングするとヒットしやすいです。
ポイントへ車で移動したり、ポイントになるプールからプールへ岩場の川岸を徒歩で移動しながら釣り歩きます。大きなプールではカヌーを使ってボートフィッシングを行う方法もあります。
まとめ
巨大なマーレーコッド。
マーレーコッドは大きい魚です。
しかしその数が減っています。
種の保存が大切な時代です。