「カメラ単体を手に持って持ち運ぶの怖い!」
怖いですよね?
少し油断したら…
ツルッ!…ガシャーン!!
軽い単焦点レンズをつけていたら本体側からダメージを受け、重い望遠レンズをつけていたらレンズから落ち本体マウントごとガシャーン!
「恐ろしい…」
そんなミスを防ぐために、ネックストラップやハンドストラップなどがあります。今回レビューするのは「ピークデザイン カフ リストストラップ CF-BL-3」です。
カメラを落とさないように保険が必要パラ…
カメラにも命綱をつけよう!何万…ううん、何十万何百万のレンズが手から滑ったら大変!
ショルダーバッグにカメラをいれて持ち出す速写撮影
カメラで写真や動画を撮影するときに、どのように持ち運びしていますか?
最近までネックストラップを使い、首からたすき掛けをして持ち運んでいましたが、のんびりした公園散歩ならまだしも、山や人混みなどの場所に行きスナップ感覚で撮影する場合には、何かにぶつけそうで恐怖を感じながら首にかけていました。
重いカメラになればなるほど、たすき掛けの持ち運び方が重さをあまり感じずに楽なんですよね。
石にガン!
人にドン!
そして思いも寄らないトラブルへ。
カメラを外に出して移動させるため、空気中の汚れや水滴もカメラに付着します。なるべくそのリスクを下げたい。
そこで選んだのがハンドストラップ(リストストラップ)。
ショルダーバッグのカバンの中にレンズを装着した状態で入れておき、撮影したい時にハンドストラップ(リストストラップ)を手首にかけて、バックから取り出し撮影します。
カメラの保護力を高めながら速射力重視のやり方。
撮影が終わったらその都度、カバンに戻します。移動中もカメラバッグでカメラ本体は完全に保護されるため、安心して移動と被写体探しに専念することができるのです。
便利で安心!ピークデザイン カフ リストストラップ CF-BL-3
選んだのはPeak Design(ピークデザイン)のリストストラップ。
このメーカーは有名で多くの人が安心して使っているため信頼度があります。
高いカメラを預ける命綱の役割をしてもらうため、「信頼度」は一番重要視しなければいけません。万が一に保険のために使っているのに、万が一に機能しなくては意味がないのです。
リストストラップの「CUFF(カフ)」はその信頼度を勝ち誇っています。
CUFF(カフ)は、手首に掛けて使う「リストストラップ」タイプのカメラストラップで、選択したのは「CF-BL-3」のブラック仕様ですが、アッシュ(灰色)など他にも複数色用意されています。
カメラとの素早い着脱を可能にしたお馴染み「アンカーシステム」に、シートベルト素材のナイロンベルトを採用しています。この時点で強度に安心感を持ちますね。耐荷重90kgほどに耐えられるみたいです。
「すごい!」
コンデジはもちろん一眼も余裕♪
尚、紐が痛んできた場合には、中の赤い紐が見えてくるので交換時期の合図です。
至ってシンプルなアイテム。
本体以外に、袋と予備のアンカーが1個付属しています。
取り付けは簡単です。 Peak Designではお馴染みのアンカーを、カメラの三角環(三角リング)に取り付け、ストラップをパチッと押し込むだけ。
外す時もワンタッチで取り外すことが出来ます。
CF-BL-3の面白い特徴
ネックストラップを使うときには、バリアングルに紐がかぶり撮影の邪魔!とてもやり難い思いをしていましたが、ハンドストラップに変えてそのストレスフリーになりました。
カメラバッグから取り出し撮影したら仕舞う撮影方法。
撮影中は両手をフリーにすることができないデメリットはあるものの、それ以外には両手をフリーにすることができます。
一見すると手首に通すだけのカメラストラップですが、CF-BL-3はよく考えて開発されていました。
落ちると輪が締まる
手首にかけてカメラを落とすと輪が締まる!
面白いのが、ハンドストラップのループ幅を調整する金属パーツです。締まったあともしっかり摩擦が効いて、簡単に長さが変わることはありません。絶対に地面に落下しない作りになっています。
「いや〜、すごい仕組み」
「ただ、これは逆に取りづらい…」
そう、一度手首につけて締めると、カメラバッグに戻すときにもう片方の手で輪を広げないと手首から取れないため、手間がかかるという盲点…。
輪をギツギツに縮めずに手首に固定し、速射性を高めながら落下を防ぐ「絶妙な輪の調整」を維持しながら撮影できていますが、少しミスをすると輪が締まるので慣れが必要ですね。
安全性能的にはこの上ない素晴らしいアイデアですが、必要な場面でカメラをバックから取り出し、そしてカメラバックに直す撮影方法を取り入れているため、この撮影のやり方にこのアイテムの機能性は「☆4」といったところ。
マグネットで手首に巻ける
カフ本体のみをスリトバンド(ブレスレット)風に手首に巻くことができます。
ベルト内に仕込まれたマグネットにより、ベルトの端を固定できるので、腕からブラブラさせずに移動することが可能です。
ただ、この機能を使う場面が思いつかない…。
常にカメラに装着している状態だし、取り外し場面はネックストラップに付け替えるときくらい?
磁石が中に入っているため、カメラとの電子機器に悪影響がないか心配ですが、ピークデザインは有名なカメラアイテム企業だし、使っている人からそのような声も聞かないので、まぁ、大丈夫だと思います。
それよりも銀色の金属部分でカメラに傷が付きそうって声のほうが大きいですね(笑)一応、EVF、モニター、レンズに気をつけて収納したほうが良さそうです。
まとめ
少し気になる部分もありますが、全体的にはデザイン性もよく、機能面でもよく考えられた製品だと思います。
重さを低減させるネックストラップも良いですが、機動性と安全安心性に優れたハンドストラップ(リストストラップ)もまた良き。絶妙な紐の長さなので、設定ボタンなどを含めて撮影時の邪魔に全くなりませんでした。
万一に備えて、物理的にも精神的にも安定させてくれるピークデザイン カフ リストストラップおすすめです。