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川魚の飼い方【オイカワ・カワムツ・ウグイ・ハヤ】

夏の季節に川へ行くと、そこには魚が楽しそうに泳いでいる姿を見ることが出来ます。

網や竿を使いながら釣りをして、捕まえた魚を食べたり、リリースしたり、人それぞれに楽しみ方がありますが、中にはその魚を持ち帰り育てる人もいます。

アクアリウムで飼育がしたい日本の川魚

アクアリウムで一般的に飼育されているのは、カクレクマノミとナンヨウハギなどの小さな海水魚、テトラ系や金魚系、メダカ系などの淡水魚です。

川にいくと日本の水質と環境に合った魚がたくさん暮らしています。

日本の川にいる魚を飼育する場合にはヒーターもいりません。

水質にも強いです。

では、どのような魚がいるのでしょうか?

日本の川には「オイカワ・カワムツ・ウグイ(ハヤ)」など、たくさんの種類が暮らしています。

川・ダム・沼・池で魚を採る場合の注意点と捕り方

川などで魚を捕獲する場合は足元を取られやすく、滑りやすい場所が多々あるため、安全面に気をつける必要があります。できれば二人以上でいくと意図しないことが起きた時に、異変に気づきやすいので安心です。

川では急に深くなる場所が多々存在します。安全を十分に確保しながら観察しましょう。

6月~9月の上旬は稚魚のシーズンになります。

川の石がゴロゴロしている浅瀬をこっそりとのぞいて見ると、そこには群れをなす小さな魚がたくさんいます。ゆっくりと網目の細かい魚取り用の網で稚魚に近づき、すくうようにして簡単に魚を取ることが出来ます。

数ミリの川魚の稚魚は似たり寄ったりした体型と体色をしているため、どの種類の魚なのか見分けることは困難です。5cmを超えてからなんとなく判断ができるようになります。

ある程度の大きさの場合は、魚の種類が分かるため持ち帰る前にチェックをしましょう。数ミリのサイズから5cmほどに成長するまで約3か月かかります。

魚の種類を確認

コイやナマズ系の魚の場合は、大型になるため小型の水槽を予定している場合は飼うことが出来ません。また食欲もあり餌代もそれなりにかかります。

ダムや池で捕獲する場合に注意が必要なのが、オオクチバス(ブラックバス)やブルーギル系の魚です。

これらは特定外来生物に指定されており、捕獲した場所から運搬移動させると法律違反になってしまいます。罰金や懲役、逮捕などの例もあるので注意が必要です。

ちなみに、食用として日本に持ち込まれた外来生物は、日本の舌に合わないことで捨てられ、それが日本の環境で繁殖。そこに生息していた日本の魚が食べられ日本の生態系がおかしくなり問題化したことでこのようなことになっています。

捕獲した魚を持ち帰る方法

川は冷たいので魚たちは高水温に弱いです。

持ち帰る場合は保冷剤や発泡スチロールなどに入れると良いでしょう。(過去ですが、33℃を超えても落ちることなく10匹とも生きてはいましたが…)

また、稚魚の場合はストレスの度合いが大きく、移動中に環境の変化からショック死するものがいるので気をつけます。

持ち帰る時は蓋が必要です。10cmぐらいになると跳ねるため飛び出してしまいます。これは水槽内でも同じで、ガラス蓋などを置いて脱走対策をしておくと良いでしょう。川魚は高確率でジャンプします。

川魚が水槽でエサを食べない?

水槽に移し、エサをあげても食べないことがあります。

これは環境が変わり戸惑っているためです。

また、人工的に作られたものが餌だと判断できない場合があります。この場合は、3日~1週間程度で食べだすと思うので様子を見ておきましょう。

稚魚の大きさによっては餌のサイズも変える必要があります。オイカワ、カワムツ、ウグイなどの川魚の稚魚は数ミリ程度なので、メダカの餌をすり潰して与えてください。

それでも食べてくれない場合には、稚魚用のウォーターフードを与えてください。微生物を強制的に食べさせることができます。

 

口に餌が入らなければ食べられずに衰弱します。大きさが5cmを超えだす頃には金魚の餌に切り替えましょう。(オススメはしませんが、ときどき魚の切り身やパンくずを入れると喜んで食べます。しかし、食べない場合はすぐに取り出さないと水カビの餌食になります。川魚は水カビ病になりやすい印象なので注意してください)

メダカや金魚などの魚に比べて、ウグイ(ハヤ)などの川魚は泳ぐスピードも行動もまったく別次元になるため、飼育をする上で見ているだけでも楽しくなります。

このような魚は群れで生活をしていることが多いため、2匹以上いたほうが落ち着くはずです。

川魚は成長すると川の流れに逆らって泳ぎます。これは上流から餌が流れてくるのを待ち構えているためです。

ガラス水槽で飼育する場合は水流を作ってあげると喜び、運動をすることになるので健康体にも期待出来ます。もちろん常に泳いでいる状態では過労死の危険があるので、水槽内に水流と休憩できる場所を設置する必要があります。

また、運動量が多い川魚は酸素を大量に使用します。身体が大きくなると消費する酸素も大きく増えるため、ろ過フィルター以外にも投げ込み式ろ過ボーイや水中モーターなどを使用し、水槽内の水の中に隅々まで酸素が届くようにすると安心です。

とくに夏は水温の上昇から酸素が抜けてしまうので気を付けましょう。

最後まで飼うことが大切ですが、もしも飼えなくなって手放さないといけないときは、必ず捕獲した場所の川に返すようにしましょう。

他の川に放してしまうと違う遺伝子が入ることになるため、生態系が変わってしまいます。川魚は石についたコケやプランクトン、上流から流れてくるエサを食べているので食べ物には困らないでしょう。

川魚の寿命はどのくらい?

魚の種類で大きく変わりますが、寿命は3年くらいといわれており、飼育下では5年くらいです。

野生下では寿命が3年程度ですが、1年目でだいたい4cm~10cmに成長します。

メダカを飼育している場合、これらの川魚を混泳させるときには稚魚を捕獲して、メダカとサイズが同じになる3cm程度までにしましょう。

川魚のサイズが大きくなるとメダカにちょっかいを出し始めます。また、メダカは水流が苦手ですが、川魚は流れに逆らいながら泳ぎ餌を待ちます。水流の作り方に気をつけてください。

まとめ

川魚をメダカと一緒に泳がす場合には、大きさを揃えるようにして気をつけましょう。

日本の川に住んでいる身近な魚を育てるのも、アクアリウムの癒しとして楽しいですよ。

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