肌色と呼ばれる色は、人の肌の色を意味しています。
ところが現在では「肌色」とは呼びません。
世間の若者たちはなんと「肌色」と呼ばないのです。
普通に使っていた色の名前が世代で違うことになっています。
中高年やお年寄りには驚きの呼び方とは?
世代ギャップの色呼び違いを見てみましょう。
肌色がペールオレンジに呼び名が変わった理由
肌色は、オレンジと黄色を混ぜたらできる肌の色。
肌色の方がイメージしやすいですが、なぜ呼び方が変わったのでしょうか?
肌色の呼び方は時代と一緒に移り変わった歴史があります。実は、1999年あたりから徐々に「肌色」の呼称が消えていったのです。
「気になるその理由!」
その理由は、人種差別問題にあたるため。日本人が普通に使っていた「肌色」は、オレンジと黄色の中間に当たる色ですが、白人や黒人からすると肌色は「白」や「黒」。同じ日本人でも個人によって肌の色は違うため、一様に「肌色」を定義するのは差別にあたると判断がされました。
「肌色」で育ってきた人にとっては、なんだか寂しい気もするかもしれません。この世代の場合だと、ペールオレンジで肌色は想像しづらいです。
オレンジの意味合いが強くなるため違和感を感じる人もいると思います。ただ、グローバル化した日本だからこそ難しいところ。
肌色は現在、「ペールオレンジ・うすだいだい・ライトオレンジ」などと呼ばれています。
いつから肌色の呼び名が変わった?
- ~1999年 …肌色
- 1999年~2000年~ …うすだいだい
- 2001年~ …うすだいだい …ペールオレンジ …ライトオレンジ
まとめ
クレヨンから消えた「肌色」時代と共に変わる色の呼び方。
日本絵具クレヨン工業組合によると、05~06年にはほぼ全てのクレヨンから「はだ色」という呼称が消えました。
「悲しい…」
そうなると、「空色」は「水色」。
でも、空には灰色の曇りや夕日のオレンジ、いろんな色があります。そもそも「水色」は水の色?「透明」が水の色ではないでしょうか?
世の中はよくわかりません。