「おぎゃあ~」と産声をあげたその瞬間からその子の母親になる。大切な赤ちゃんとようやく出会えることができた。母子ともに祝福と幸福に包まれている。
そして無事に退院することになった。ところが家に帰ると大変だ。これまでは料理・洗濯・家事・おやじをしてきた主婦である。それに加えて赤ちゃんの育児という大きな仕事が加わった。
赤ちゃんは夜泣きもする。夜中に何度も起きて寝返りをさせる必要もある。ミルクもあげないといけない。大変だ。そんな日を過ごしている中、ふと鏡を見る。
「なんだかわたし赤ちゃんができてから太った…?」
太るのは当然である。赤ちゃんに栄養をおくらなければいけないため通常よりも多く食べる必要があるのだ。
「そろそろダイエットをはじめたほうがいいかも」
たるんでしまった体型にショックを受けている場合ではない。昔のように締まりのあるボディーに戻すことが大事だ。
隣のおばさん
「あらまぁ、赤ちゃん産んだばかりなのにきれいな身体は相変わらずね~ほんとにすごいわ~」
「いいえ、そんなことないですよ~(笑)」
心の中ではドヤ顔である。
こうなるためにも身体を引き締める必要がある。では、なにをしたらよいのだろうか?
そこで注目をされているのだが「ベビーカー」を使用したダイエット方法である。
ベビーカーで楽しくダイエットをする産後の痩せ方
ベビーカーはご存知のとおり「赤ちゃんをのせて運ぶ車」。人力で押して進む乗り物だ。
ベビーカーは赤ちゃんを連れて歩くときにとても便利である。レジャー・散歩の際にはもってこいのアイテムだ。
しかし単にベビーカーを押しているだけではもったいない。もったいないお化けが出てくるほどもったいないことをしている。少しの工夫でダイエットに効果的なベビーカー運動が可能になるためだ。
身体についている余計な脂肪は燃焼をさせていく必要があるのだが、燃焼効率をよくするには身体の代謝を上げることが重要だ。その代謝を引き上げるには体幹がしっかりとしているほうがよい。
つまり、筋肉のコアである。
筋肉は脂肪を燃やすために必要な組織になるのだが、筋肉がしっかりと使われていることで効率よく脂肪を燃やすことができる。
ベビーカーを押すときに前かがみになっていないだろうか?
背筋をしっかりと伸ばしているだろうか?
お尻とお腹に力をいれて大股でベビーカーを押すとよい。足の親指で地面を蹴るようにして膝を伸ばしながら進む。そして、かかとから着地をするように歩く。蹴るときに後ろ側の脚もひざを伸ばすのがポイントだ。
効果的に痩せる歩き方
- ベビーカーに寄りかからない
- 背筋を伸ばす
- 肩の力を抜く
- お腹を意識的に凹ませる
- お尻と内ももを締めるように意識する
信号待ちにも気を緩めない
一歩外に出るとそこには信号がある。いつも赤色の信号で止まってしまう。まるで人生の壁のように毎回止まる。
そんな信号のときにも気を緩めてはいけない。ベビーカーを押して散歩をしているときに立ち止まる信号機なのだが、信号待ちをしているときにもダイエットができる。
ベビーカーから手を離さずにかかとの上げ下げ運動をする。
このときに脚ではなくお腹とお尻に力を入れることがポイントだ。つま先立ちをするときに脚に力が入り過ぎてしまうと、ふくらはぎの外側に力がかかる。そのまま鍛えられていくと逆に脚が太く見えてしまうため注意が必要だ。
ベビーカーはしっかりしたものを選ぶ
大切な我が子である。お金の使い道には妥協ができるものとできないものがあるのだが、ベビーカーは妥協しないほうがよい。しっかりとした作りをしているベビーカーを選ぶようにしよう。
海外では「ベビーカーランニング」と呼ばれるものが流行ってる。産後のダイエット方法として取り入られているのだが、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま思いつきりランニングをするというものだ。
想像してほしい。いや、想像をすると悪いイメージしか浮かばないかもしれない。海外と日本では道幅も違う。日本の道でベビーカーを手に取り猛ダッシュである。想像をすると残念な結末しか浮かんでこない。
しかし海外のベビーカーではそれができる。
サイクリングが好きな外国である。道がしっかりとしているのに加え、ベビーカー専用になっている場所もあるのだが、なんといってもタイヤが3輪あるなど、衝撃を吸収するジョギング専用のベビーカーを使用しているためだ。
日本では散歩に適したベビーカーが多い。そのベビーカーで無理にジョギングをすると危険なことも考えられるため無理は禁物だ。道も狭く危険度は高い。
ベビーカーランニング用のベビーカー特徴
- 車輪が3つある
- ブレーキがある
- 車輪が大きく安定している
ベビーカーを押しながら走らなくてもよい。上記のようにダイエット向き歩き方で歩いているだけでもダイエット効果はある。
ただし、3輪ベビーカーは安定をしている。走らなくても安全に子供を乗せられる安心度は高くなる。
産後ダイエットをはじめるタイミングはいつから?
では、産後ダイエットはいつからはじめるとよいのだろうか?
産後にウォーキングをおこなう場合には、自分(母体)の体調が回復した頃。そして赤ちゃんの首がすわる産後2~3ヶ月くらいがよいだろう。
痩せたい気持ちをグッと我慢して赤ちゃん優先で考えることが大切だ。双方の体調をみながら最初は10分程度。
慣れてきたら30分程度の長い距離へ徐々に伸ばしていくとよい。産後ダイエット方法は絶対に無理をしないことが条件になる。
まとめ 産後ダイエット方法は無理せずおこなう
ベビーカーを使用した産後ダイエット方法をおこなったところ、3ヶ月で-5kgの減量に成功した人もいる。
外に散歩をすることで気分転換にもつながりリフレッシュをすることができる。
ただし、赤ちゃんは自分たちが思っている以上に身体が弱い。外には紫外線という悪魔が降り注いでいる。ベビーカーダイエット方法では安全に加えて、「熱射病対策・保湿対策」も大切だ。