ヨーグルトを食べるときに蓋の後ろを見てみると…
「あぁ…、ヨーグルトが…」
ところが別のヨーグルトの蓋にはついていません。
この違いの差はどこにあるのでしょうか?
ヨーグルトのフタは進化をしています。裏側にヨーグルトがついたり、つかなかったりする違いを見てみましょう。
ヨーグルトがフタにつかない驚きの秘密
(出典:cache.togech.jp)
この技術すごい!
結論から言うと、裏にヨーグルトがついてしまうフタと、裏にヨーグルトがつかないフタの違いのこの差は、フタがハスの葉みたいになっているか、いないかです。
「どういうことぉ~?」
従来品の長年の課題
東洋アルミニウム株式会社と森永乳業株式会社で共同で製品化に取り組みました。そこから生み出された驚きの技術は、撥水性機能を有する包装材料だったのです。
この開発により従来品の長年の課題を解消し、微細構造をシール面側に形成して撥水性を実現しました。
- 容器開封時に付着したヨーグルトを取らなくてはいけない
- 食後にごみを捨てる際に蓋を洗わなくてはいけない
蓮の葉をヒントにしたヨーグルト
ヒントにしたのは蓮の葉。
美しい葉脈。そこに乗る地球の涙。
仕組みはフタに微細な凹凸が無数にあるため、付着したヨーグルトが転げ落ちる性質を利用したもので「撥水性機能」と呼びます。
撥水性機能となるロータス効果(Lotus Effect)は、植物のハスの葉にみられる効果で、ハスの葉は水に濡れることはありません。
「水に濡れない不思議な葉っぱ!」
ハスの葉の表面は、非常に小さい、数ミクロンの目に見えないデコボコがあります。そしてデコボコの表面には数百分の一の突起が無数に並んでおり、これが葉の表面の水玉がつぶれるのを防ぐ役割をしているのです。
ハスの葉の上の水は、コロコロと葉の表面を転がり、撥水作用によって汚れと共に水を流します。
すごすぎる蓮の葉の生きる知恵。
ちなみにこうした自然界のシステムを応用することを「生体工学」と言います。
まとめ
自然の知恵はすごい!
ハスの葉はすごい能力を持ちます。
水滴がまるで葉っぱの上で踊っているように見えます♪
これでヨーグルトのフタをペロペロ舐めなくても良くなりました。
世紀の大発見大発明です。