秋分の日は、昼と夜の長さが同じになる祝日の日です。
この日は、日にちが固定されているわけではありません。
長い間、秋分の日は23日がずっと続いていたのでそのように錯覚してしまうことがありますが、秋分の日は日にちが変わります。
秋分の日の秘密、日にちが違う理由とは
秋分の日は日にちが変わります。
2014年のように22日になるときもありましたが、これは1896年以来の116年ぶりでした。
昼と夜の長さがほぼ同じになるという「春分」と「秋分」の日は、太陽と地球の位置関係で決まります。
日付が動くのは、地球が太陽の周りを365日+約6時間かけて1周するためですが、4年に1度のうるう年で調整しても少しずれが出てしまいます。この誤差により、22日が秋分の日になることがあります。
秋分の日はいつ?
- 2024年 9月24日(日)
- 2025年 9月23日(火)
- 2026年 9月23日(水)
秋分の日の意味
秋分の日はどのような意味があるのでしょうか?
「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として秋分の日が制定されました。
秋分の日は明治時代に秋季皇霊祭の祖先をまつる日として一般に広まったのが始まりだと言われています。ちなみに、春分の日も元々は春季皇霊祭という歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式からはじまりました。
春季皇霊祭と秋季皇霊祭、昭和に入ってから「春分の日」・「秋分の日」に解消。現在は「国民の休日」として制定されています。
十六夜の読み方と意味
「じゅうろくや?十六夜!」
読み方は「いざよい」と読みます。
十六夜は、「じゅうろくや」でも正しいのですが、「いざよい」と読まれることのほうが多いです。
「いざよい」は、躊躇う(ためらう)という意味の動詞「いざよう」から名詞になったもので、月が出る時間は毎日50分ほど遅くなると言われています。
「どのような意味があるの?」
十六夜は、新月から数えて16日目(陰暦8月16日)の夜を指しています。十五夜の月よりも遅く、なんだか恥ずかしそうにためらっているように見えることから十六夜の月と呼ばれています。
十五夜と十六夜の違い
お月見をする十五夜は全国的に有名です。
十五夜は15日の夜だけではありません。十五夜は月が最も満月に近くなる日です。
旧暦の8月15日以外の月の15日も十五夜と呼びます。
要するに、十五夜は一ヶ月の中で、形が最も真円に近付く夜の月を指しています。一方の十六夜は十五夜を過ぎていることから真円から少し欠けた状態になります。
江戸の風習
十五夜、十六夜以外にも、「十九夜」・「二十三夜」・「二十六夜」などの特定の月齢の月があります。
この月を出るのを待ちながら、みんなで食事をするお月見の風習が江戸時代にありました。これを月待ち講(つきまちこう)と呼びますが、一度は聞いたことがあるかも知れません。
「講」は同じ信仰などを持つ寄合の意味を指し、月に神仏を結び付けて拝むことを「月待ち講」と呼びます。
まとめ
毎日、月の形に気をつけていた江戸時代の人はすごいですね。
雨が降った日はガッカリしていたかもしれません。
月はロマンティックの塊です。