日本には数多くの山が存在します。
その中で、あることに関して注目を集めている山があります。
その山があるのは長野県のとある山。
この山では「謎の発光現象が起こる」という噂があります。
地元の人たちも、その現象を目撃している人が多数おり、様々な憶測が飛び交っています。この山ではなにが起きているのでしょうか?
山が発光する謎の現象
山が発光するという不思議な現象は日本だけではありません。世界でも確認されています。山が光ることは普通の常識では考えられません。
UFOの基地がある?山に見えて実は違う生き物?宇宙生物が擬態してる?政府の秘密基地?いろいろな憶測があります。
発光現象は日本でも目撃されていますが、代表的なものでは長野県の事件。1965年から5年もの間にかけて地震が続きました。
「松代群発地震」です。
このときに、山の稜線に沿って96秒間光って見えた発光現象がしっかりと気象庁の記録に残されています。
ニュージーランド南島でM7.8の地震が発生しました。このときの時刻は「14日午前0時2分(現地時間)、13日午後8時2分(日本時間)」。現地の人々はこのときに、「上空が青白く何回も光った!」という発光現象を目撃。警察などの機関へさまざまな通報が入りました。
実は巨大地震の発生に近いタイミングで不思議な光が観測されることは「地震発光現象」と呼ばれています。
長野県の皆神山(ピラミッド)で起きる発光
長野県には特徴的な山があります。「皆神山」と呼ばれ、盆地の平野部にそびえ立つ園山は、お椀をひっくり返した様な形です。
標高は679m。
皆神山はその独特な形から古代のピラミッドとも言われています。
(2.bp.blogspot.com)
山の中央部分が凹んでいるように見えますが、山の真ん中には陥没した溶岩ドームがあり、地下には3㎞×1.6km、高さ400mの大空洞があるとされています。
この場所でたびたび発光現象がみられましたが、5年間で7万回もの地震が続き収束していきました。
こちらの動画は雷なのか、謎の発光現象なのかは不明ですが、このような感じで点滅します。
山が光る現象の真相とは
世の中にはどうしても科学では解明できないものがありますが、その多くが解明することができるものです。
35万年前の噴火により皆神山ができました。その前には何があったのかというと、河川です。この場所には、川の砂利や石、いわゆる「ゴロタ石」が多くありますが、石とジャリの土質は隙間が多い特徴があります。
その隙間はスポンジ状になる為、このような条件では静電気などの電磁的エネルギーを帯びやすいことがわかっています。ようするに、皆神山全体が電気のエネルギーを帯びているということ。
「その電気エネルギーが集まりだすきっかけが断層のズレ」
力が加わった玄武岩や斑れい岩に電荷の「充電スイッチ」が入ります。その巨大なエネルギーの場所に地震波が衝突。このときに岩石内の電荷が解放されます。
解放されると、地下から地表に向けて一気にエネルギーが駆け抜けていくことになるのです。電荷は結合。一種のプラズマエネルギーのような状態になり出口を見つけ移動します。ここでいう出口は山のてっぺん。地表に到達することではじけ飛び、空中放電を引き起こすのです。
「ただ、このような現象が起きるのは稀」
地下の構造やあらゆる条件が一致しなければみることができません。科学者によると、世界中で発生する地震で、発光の条件が揃うケースは0.5%未満だといわれています。
山に限らず、空が地震に関連して発光する現象が見られますが、地球の内部にある電気が何かしらの条件が重なり、一気に上空に飛ばされる際に起きる光の可能性があります。
まとめ 光は電気と密接な関係にある
ちなみに、東日本大震災・東北地震のときにも謎の発光現象が話題になりました。正体不明の「青白い光」は、FNNが設置した定点カメラにしっかりと捉えられています。
ただ、この場合は電線のショートなのか、発電機のトラブルなのか、原発関連のものなのか、それともマグマなどの力による電気エネルギーで光ったのかは不明です。
山の下にはマグマがあり、断層とマグマは深いつながりがあります。大きなエネルギーがうまれます。