上半身は人間で下半身が魚の「人魚」は世界中で人気のある架空の生き物です。
「ディズニーキャラクターのイメージが強い人魚!」
信ぴょう性は定かではないものの、「人魚を見た!」という目撃情報が相次いでいます。
そんな人魚のように優雅に泳ぐプロの人たちがいます。
フィンスイミングとは
フィンスイミングの起源は紀元前だと言われています。
紀元前885年のレリーフ(美術の技法で、浮き彫り、浮き彫り細工)には足ヒレをつけて、水中を移動する姿が描かれています。その後にレオナルド・ダ・ビンチが「水かき」を考案したと伝えられています。
「フィン」は足ヒレのことを指しています。フィンスイミングは、足ヒレをつけて泳ぐことを意味しており、フィンを装着する水泳競技が「フィンスイミング競技」と呼ばれます。
フィンスイミングは足ヒレを使用して水面・水中を進むことになりますが、フィンスイミングで用いるフィンには大きく2つのフィンが用いられます。
モノフィン
人魚のような泳ぎ方になる1枚のフィンに両足をそろえて装着する「モノフィン」です。
モノフィンを使用するとイルカのヒレのような形状をしているため、泳ぎ方もイルカと同じように身体をうねらせながら前進することになります。
ビーフィン
ダイバーがよく使用しているもので、それぞれの足にフィンを装着する2枚の「ビーフィン」になります。
フィンスイミングの魅力ある競技
フィンスイミングは足ヒレを使う競技です。
競技施設はプール(50m・25m)で行われますが、海や川、湖などのオープンウォーターなどで競技をすることもあります。
プールは外的要因に左右されないため、自分の持っている実力を存分に発揮できる競技場所です。
「環境に左右されず自分のフルパワーで挑む競技!」
それに対して大自然の中で行う場合は、風や水質、水面の動き、さらには障害物など、目の前に多くの難問が襲いかかります。なにが起こるかわからない自然はおもしろい競技場になります。
「自然を味方につけたものだけが制する競技!」
フィンスイミングの種目とは
水の中で自由に泳ぐ魅力溢れるスポーツですが、フィンスイミングの競技には次のようなものがあげられます。
サーフィス
スタートとターンの際を除いて、シュノーケルを含む体の一部が水面から出ていなければならない制限がある競技。
アプネア
無呼吸で水中を泳ぐもので、顔は水面に必ずつけて競技しなければいけません。苦しくなって顔を上げたらそこで試合終了です。
イマージョン
スクーバダイビング用のタンク(ボンベ)を使って泳ぎます。水の中でいかにボンベを操れるかが勝敗を分けます。
ビーフィン
ビーフィンを用いた種目。初心者でも参加しやすい!
まとめ
フィンスイミングは魚のように泳ぐ競技。
水の抵抗を減らして泳ぎ、その推進力はビーフィンに比べると50メートルを14秒台、100メートルは31秒台で泳ぎ切ることができます。
早いですね〜♪
秒速3メートルを上回る程です!魚らしい泳ぎ方とスピード感を味わいたい場合はモノフィンを選ぶと良いです。