富士山は日本を代表する山で、一回では満足できず、何回も富士登山を楽しむ登山家が多くいます。
そんな魅力たっぷりの富士山ですが、まだ一度も登ったことがなく、いつかは登りたいと考えている人も大勢いるのではないでしょうか?
富士登山の半数は初心者ともいわれています。
富士山に登る初心者が気になるのは頂上までどのくらいの時間がかかるのかということ。
富士山の頂上まで行く所要時間はどのくらい?
富士山を登るにはたくさんのルートが存在しています。そのルートによって所要時間が異なるため注意が必要です。
実際に登頂する場合、1合目から登ることもできますが、一般的には5合目までクルマで上がり、そこで高度順応と装備にあうコースを選び、登頂を目指すことになります。
(出典:search.yamanashi-i.com/)
富士登山「吉田ルート」
吉田ルートは登山口まで交通の便が良いことでも知られているメジャー的な入り口です。
初心者の人たちもたくさんこのルートから登っているため、初めての人は安心できる一つの道です。売店や救護所、山小屋(11個)が一番多くあるメリットも!
- 所要時間は5合目から頂上まで平均7時間
- 下りは4時間程度
ただし、下り道の山小屋はルートが違い数が少ないため注意が必要です。そして混雑している場合は時間が大幅にずれ込みます。
登りの7合目と9合目あたりに急傾斜の岩場があります。
お金さえ持っていけば、途中の山小屋で水や食料を調達しつつ休憩もでき、荷物が少なくて済むため、初心者向けのルートとして人気です。
富士登山「須走ルート」
富士山の東側から登るルートで、スタートが標高約2,000メートルの地点。景色の多くは、標高が高いゆえに岩と砂ばかりが目立ちます。
広大なイメージとは反面して、森林浴を楽しみたい人たちに人気があるコースです。
古御岳神社前から樹林の中を進んでいき、30分ごとに現れる山小屋を通過しながら頂上を目指します。
- 所要時間は登りが7時間30分程度
- 下りが4時間程度
下りの7合目からは「砂走り」と言われる道があり、砂がフカフカしているため、ポーンポーンと飛ぶように歩くことができます。
富士登山「富士宮ルート」
標高およそ2,400メートルの地点から登り始め、富士山の南側から登って行きます。常に雄大な景色が楽しめるダイナミックなルートが人気です。
斜面が急な部分が多いのが特徴で、6合目を過ぎたあたりから岩場が増えてくるため難易度が少し上がります。
20分おきに山小屋があるため初心者の方でも安心です。下りと登りが同じ道なため時間と時期により混雑してしまう場合もあり、大幅に時間がズレる場合も。
- 所要時間は6時間
- 下りは4時間30分
上級者向けの富士登山「御殿場ルート」
各ルートの中で最も登山開始標高が低いのが特徴で、登頂までの距離が11kmと最長を誇ります。
このルートは山小屋の数も少なく、悪天候の場合に避難がしにくいため上級者向きになります。本格的な登山の装備が必要と言えるでしょう。
ただしその分、登山客が少なく自分のペースで静かに楽しめるルートでもあります。他のルートで実施されているマイカー規制もないため、富士山好きのベテランが登るルート。
- 所要時間は登りが約7時間30分
- 下りは約3時間
富士登山の時期はいつ?
おおよその登山可能時期:7月~9月(山開き日、要確認)
まとめ
初心者でも頑張れば登れる富士山。
富士山の頂上には、お鉢めぐりコースという山頂を回る道があります。
所要時間は1時間30分。
お鉢めぐりでしか見れない絶景やパワースポットなど多数存在するので、時間と体力があれば挑戦してみると良いです。
山と遭難はつきもの。遭難しないように決められた道をちゃんと進むことが大切です。
楽しい登山で怪我をしないように気をつけましょう。