イギリスの北アイルランドの海岸にミステリーで不思議な六角形の石柱があります。
とても自然の造形物とは思えない特異な景観で、ジャイアンツ・コーズウェイ(=巨人の石道)と呼ばれるようです。
いったいこれは何!?
(出典:i0.wp.com/wondertrip.jp/)
この石柱群は北アイルランドの北部海岸のアントリム州ブッシュミルズにありますが、この海岸におよそ4万ほどの石柱群が並んでいます。
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「なんじゃこりゃー!!」
(40年の実績。夢の地球一周はピースボートクルーズで【ピースボート】)
ジャイアンツ・コーズウェーとは?できた理由
六角形の石柱群はジャイアンツ・コーズウェー(Giant's Causeway)と呼ばれていて、日本語に訳すると「巨人の道」や「巨人の石道」を意味しています。
このジャイアンツ・コーズウェーという名前はアイルランドに伝わる伝説の巨人「フィン・マックール」に由来して名づけられました。
フィン・マックールという巨人が、対岸のスコットランドにいる巨人ベナンドナーのもとへ戦いにいくために作った道だという言い伝えあります。
この石柱群の中でもジャイアンツ・オーガンと呼ばれる石柱の壁は圧巻で、高さが12mもある巨大なパイプオルガンみたいな形をしていることから、このように名付けられました。
そして、チムニー・トップスという「巨人の靴」と呼ばれる、大きな靴の形に似ている岩も存在します。
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「これは完全に巨人の仕業!」
巨人が本当に造ったものかもしれませんが、一見すると人工的に作られているものにも見えます。
現時点では大昔に自然の力で形作られたものだという説が有力となっています。
このあたりは火山活動が盛んで、約5000~6000万年前に起きた火山の噴火で流れ出てきた溶解性の玄武岩が急速に冷えて固まったことで、この石柱群が形成されたと考えられています。
「自然のちからはすごい!」
多くは六角形ですが、玄武岩に含まれるSiO2(二酸化ケイ素)がイオン結合で引き締めあい、その形を保つのに安定した六角形になったという有力な説があります。
この場所以外にも世界には自然に作られた六角形のものが多いことからも、六角形は安定する形ですからね。
まとめ
溶岩が作り出した自然の奇跡。
溶岩によって作られた神秘的な自然の奇跡が広がりますが、ひょっとしたら本当に巨人が溶岩で粘土みたいに遊んでいたのかも知れません。
一度は行ってみたい。