カッコよく、そしてクラシカルな見た目と操作で人気の高いニコンのフルサイズカメラ「Zf」。
いろんなお店からさまざまなカスタムパーツが登場しているため、個性を出しやすいカメラになっています。個性を出すことで愛着と所有欲が満たされやすくなります。
Zfではそのクラシカルな見た目からグリップの形状は薄め。
そのため、望遠レンズなどを使用する場合には持ちにくい問題が出てきます。
Zfを購入しましたが、望遠レンズは使い予定がないので、このままクラシックなデザインで楽しもうと思っていました。ところが、使っていくと気になる問題が出てきたのです。
そのためグリップを購入しました。
Zfのボディーの合成皮革が剥がれる?
Zfのグリップ部分には合成皮革?人口皮革?が貼られています。
そして、「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」に応募して、「インディゴブルー」に張り替えました。
色も非常に良く、とても満足してかっこいい、さらに所有感も満たされるのですが、実際に使っていると気になる部分が出てきたのです。
このグリップの内側部分。
ちょうど、指が曲がってボディーをキャッチする部分にジャストフィットします。
これの何が問題なのかと言うと、爪が少しでも伸びてしまうとボディーの皮に爪が食い込んでしまい、剥がれる?破れる?かもしれないと不安になってしまいました。
上部な素材なのである程度の強度はあると思うのですが、「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」では、色が無くなり次第終了。増産するかは不明なので、破れた場合は黒色に戻すしかなくなります。
インディゴブルーのカラーをとても気に入っているので少しでもリスクを減らしたい。
ついでに底辺部分は強化プラスチック素材で、金属よりも傷がつきやすい問題もあります。
そこで、L型グリップならその両方の不安点を消すことができると考えました。
NEEWER Zf ハンドグリップ L型グリップCA063のレビュー
候補に上がったのは、「Nikon 純正 Z f-GR1」と「Nikon Z f用L型グリップ SmallRig L-Sharp Handle for Nikon Z f Camera」と「NEEWER Zf ハンドグリップ L型グリップ CA063」の3つ。
「Nikon 純正 Z f-GR1」は、値段が高杉君。120gと重さもあり。ただ、背面部分まで覆う形なので安心感はあります。
「 SmallRig L-Sharp Handle for Nikon Z f Camera」」は102gで、グリップ部分がゴム?ウレタン?シリコン?の素材で滑りにくい素材を使っています。また、グリップ力もあります。しかし、ゴムのような素材なので少し安っぽく見えてしまいました。
「NEEWER Zf ハンドグリップ L型グリップ CA063」は、97gと一番軽いです。ソフトなシリコングリップに合成皮革を採用していますが、固くガッチリとしています。この皮革加工が他の製品とは違い、アルミニウム合金と相まって高級感を感じさせました。
また、特徴的な赤い縦ラインは、「NikonのF3」をイメージさせ、ワンアクセントになっています。さらに、真鍮シャッターボタン付きです。
そういうわけで、「NEEWER Zf ハンドグリップ L型グリップ CA063」を購入しました。
シンプルな小さな箱に入っていました。
箱にはロゴ「NEEWER」が描かれています。
赤色が目立ちますね。美しいインパクトがあります。安っぽさも感じません。
グリップ部分は掴みやすい形状で、「SmallRig」のグリップよりも前に出ているので、構えた時の固定力はこちらの方が高そうです。
でもちょっとまって…。
インディゴブルーですけど?
赤いラインが入っていますけど?
そりゃ、黒色のボディーに赤色は合いますよ。かっこいいです。でも、張替えでブルー色にしちゃいましたよ?
ボディーの黒色と青色に、レンズにつけたフィルターの金色に、ロゴマークの白色、さらにシャッターボタンの銀色に、真鍮シャッターボタンの金色、録画ボタンの赤色…
色ありすぎ問題…
青色の対比色は赤色。
真逆の色なのでワンチャン似合うかもしれない…。もしも似合わなければ、黒色のテープで隠せばいいかも…。
装着…
インディゴブルーとNEEWER Zf ハンドグリップ
「おぉー!」
いいじゃない!カッコイイ!青色のボディーから赤色の線が入り黒色へ流れる。そして金色の真鍮シャッターボタンと金色のフィルターが同調して、これまたグッド!
ノーマルバージョンも十分にカッコイイですが、NEEWER Zf ハンドグリップをつけてもカッコイイですね。ほぼほぼ見た目が変わるので、好みが分かれそうですが、やっぱりどっちもカッコよく見えます。
Zfの素材がいいんでしょうね。
正面から見た構図。
気になっていた爪問題も、このグリップは「Zf」の文字付近までグリップのカバーが伸びているので、爪が直接皮革にあたることはありません。
完璧です。
また、グリップ本体はZFの金属ボディーに噛み合う形になっているので、革部分に跡を残すこともないかなと思います。(合皮があり、数ミリ上にある本体の上下の黒い縁部分にグリップが上から乗るような感じです)
カメラは撮影してなんぼの世界ですが、インテリアの飾りとしての価値もあります。
見ているだけでも楽しいカメラです。
NEEWER Zf ハンドグリップのデメリット 惜しい点!
重さ・形・デザイン・質感は必要十分です。
6000円前後という価格も純正と比較して素晴らしい。
ただ、滑りやすい!
滑らないためのグリップなのに滑りやすい!という、不思議な体験ができます(笑)
純正やスモールリグでは材質的に滑らないと思いますが、こちらは滑りやすいです。どういう時に滑りやすいのかというと、「カバンからカメラを持って構えるまで」です。一度構えると、ホールド力が高いためしっかりと固定ができます。
グリップが大きいため、四本あるどれかの指が引っかかるので、危険というわけではないのですが、「滑りやすいな」と感じる程度は体感できます。
「追記」
あれから、一ヶ月使用していくと滑らなくなりました。
新品製品ではよくある最初のサラサラ感(わかる人にはわかるはず!)の表面材質?あれが少しずつ削れていったのか、滑らなくなりました。
見た目もグリップ感も良い感じです。
まとめ
NEEWER Zf ハンドグリップは、とてもよく出来た価格とバランスのとれた商品だと思います。赤い縦線もワンアクセントになるのでおすすめです。純正よりもいいかも!