「デュアルクリーン600」は上部式フィルターになりますが、上部フィルターの利点は濾過能力が高く、良質なバクテリアを安定して大量に繁殖させる点が挙げられます。
水中モーターを使用しているため、簡単に改造をして水位を下げることが出来ます。
ただ、水の量が減るってことは水質の変化が大きくなるので、そこには注意が必要です。
水槽で水位を下げるときは底に敷くフィルターを使うことが多いですが、上部式フィルターを使うとメンテナンスも簡単で便利になります。
GEX AQUA FILTER デュアルクリーン600で水位を下げる方法
デュアルクリーン600なら改造をして水位を下げることが可能です。
水槽の上半分をジャングルのようにレイアウトしたいテラリウムの場合や、亀など水位をそこまで必要としない生き物に便利な方法です。
亀はすぐに水を汚すので、上部式フィルターなら綺麗な水を保つことができます。
デュアルクリーンで水位を下げる裏技のやり方
デュアルクリーン600で水位を下げる改造をします。
「改造」といっても、ものすごく簡単でパーツを入れ替えるだけです。
以下の画像は通常に使用する場合の使用例です。
- 『1』のスポンジを直接、上と連結します
- 『2』を上部のパイプに入れましょう
- 『3』では、『2』のパイプに排出口を取り付けます
『1』はこのようにテープで固定します。
セロハンテープやガムテープではなく、水に強い『ビニールテープ』を使いましょう。100円均一ので十分です。ポイントはズレないように強めに巻いていくこと。
『1』で取り外したパイプを『2』で差し込みますが、以下の画像はテープで止めています。テープで止めなくてもそのまま差し込むだけで大丈夫です。少しだけ隙間から水が流れ落ちますが、水槽内に落ちるため気にならないと思います。
このように『1』で取り外したパイプは『3』で、ろ過部へ排水されます。
自己責任になりますが、デュアルクリーン600spはスポンジが付属されて、下の方が平らになっているので、水中モーターを下に落としても安定して置くことが出来ます。
メーカーでは5cm程度上に上げることを推奨しているので、スポンジの下に平らな石などを置いて床材から高さを稼ぐ方法もあります。
大砂利など大きいものは大丈夫だと思いますが、川砂やソイルの小さいタイプは魚や亀などが動いた時に巻き上げられ、モーターにこれらが吸われる可能性があるため、メーカーは5cm上げるように推進しているのかもしれませんね。
デュアルクリーンの裏技で水位を下げる注意点
注意として、垂直に落とさないとビニールテープで固定しているため、斜めにすると取れてしまう恐れがあります。
魚などが巻き込まれてしまう可能性があるため、必ず垂直に落とすようにしましょう。
排水口と蓋により上部でも固定されるので安定性はありますが、地震などの心配がある場合はモーターが倒れないように針金などで別所固定しておくと安心かもしれません。
上部式フィルターは上部から水が排出されます。
ガラスに当てて水流や音を小さくするか、レイアウトを利用して石や木材を使いながら、水がはねないようにうまく下へ流してあげると良いです。
このような感じにできます。
横からでも斜め上からでもメダカを鑑賞することが可能になります。
デュアルクリーン600で水位を下げる方法は簡単です。
組み替えるだけ。
しかし、本来とは違う形での使い方になるため、細心の注意が求められます。異常がないか、餌をあげる時にでもこまめにチェックをしておきましょう。
まとめ
外部式フィルターを使うことで水位を簡単に下げることができますが、今回の裏技を使うことでフィルターの掃除が目視でチェックしやすいため、外部式フィルターと比較しても格段に管理がしやすくなります。
熱帯魚や金魚、メダカなどの飼育は水質が大切。
ある程度の水位は必要になります。
60cm以上の水槽は水位を下げても水の量が確保できるので下げやすいメリットがあります。