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X-T5からX-H2Sに買い換えた理由【比較】

X-T5を購入して、その所有感や満足感を存分に感じていました。

本当に良い製品「X-t5」。

見た目も機能もサイズもよくできた製品だと思います。

FUJIFILM X-T5とXF30mmF2.8 Macroのレビュー 12

 

っが!、X-t5からX-H2sに買い換えました。

X-T5からX-H2Sに買い換えた理由【比較】 1

T5の3つほど気になる点があり、どんどん気になってしまったからです。


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富士フイルムのカメラは見た目がクラシカルでカッコいいのが多い。飾るだけでも映えるんだ

X-T5のシャッターショックが気になる(振動)

X-H2Sにシグマ18-50mmを装着しています。

いつもタムロンを使っていますが、初めてシグマを使いました。シグマもクオリティーが高い描写を出してくるのでびっくりしました。高画質単焦点の描写とまではいかないけども、普段使い+αの画質を出力できる感じです。

まず最初に気になったのがシャッターショックです。

スチール向けのカメラにとってシャッターフィーリングは大切な一つの機能で、そのショックが好きな人も少なくないでしょう。

わかりますその気持ち。

シャッターを押す瞬間にカメラ内部から指に伝わる振動がこれまた良いのです。カメラで写真を撮っている、スマホのカメラでは感じられないメリットであり、強みの機能のひとつだと思います。

しかし、X-T5のシャッターショックって少し強めではありませんか?

完全に個人の感触(体感)に関する部分なので意見は分かれると思いますが、指へのシャッター振動ではなくカメラが微動するくらいに感じるんです。

X-T5には手振れ補正が搭載されているのである程度は問題ないのですが、シャッターを押す度に気になってしまいました。一度気になると、やめられないとまらない状態。

X-T4のときにはこのような体感は感じませんでしたし、むしろ心地よいシャッターショックでした。T5でスナップなど片手でカメラを構えて撮影する場合は、特に躊躇に感じる部分です。

X-H2sはX-T4に似た感触でGood!

X-T5のシャッター音が合わない

X-T5のシャッター音が好みの音ではありませんでした。

X-t4の音は上品でありながらしっかりとシャッターを押したという音が伝わり好感を持てていたのですが、X5の音には耳がマッチしませんでした。

ただこれも人によっては180度反対の意見になると思うので、一度量販店などで音やシャッター振動を確認してみると安心かもしれませんね。

X-H2sのシャッター音は賛否が分かれているようですが、個人的にはむしろ好感を持てる音で良かったです。ただ、少し安っぽい感じはありますね。

X-T5の動画の画質が悪くなった?

X-T5はX-T4に比べて画素数が大きく向上しました。

X-T4は有効画素数は2610万画素に対して、X-T5は4020万画素です。

画素数が影響している?

X-T4に比べてX-T5の動画画質が低下しているように感じました。

F-log撮影でもフィルムシミュレーションでも同じ感覚です。

X-T4の動画映像は感動するほど美しい衝撃を受けたのが印象的だったのですが、X-T5の動画映像にそのような感覚は得られませんでした。

少し気になって調べてみたら、X-T5だけではなくX-H2でも同様に動画の画質が悪いと感じている人が結構いるみたいですね。

共通点は4000万画素センサー。

ただ、T4のように写真と動画のバランス機ではなく、両機ともスチルメインの機種なので妥協点なのかなと思ったり・・・。

一方でX-T5・X-H2の写真画質はX-T4の何倍も綺麗で美しい画質が出力されると感じました。特に4000万画素に対応したレンズを使ったときに威力を発揮し、XF30mmF2.8 R LM WR Macroレンズとの撮影ではビックリするほど綺麗です。

やはりX-H2とX-T5はスチルメインの機種ですね。

X-T5からX-H2Sに乗り換えへ「ローリングシャッターの歪み」

X-T5からX-H2Sに買い換えた理由【比較】 2

T5からH2Sに買い換えました。

X-S10やX-S20ではなく、X-H2でもなく「X-H2S」へ。

ローリングシャッターの歪み問題

ここで重要なのがローリングシャッターの歪み問題です。

カメラを固定しながら被写体があまり動かないドキュメンタリー撮影などではX-H2でも問題ないと思いますが、スポーツや子ども、電車や鳥など動きが早いものが被写体の場合は歪みが発生します。またカメラを左右に動かすとこれもまた歪みます。

まっすぐの棒もグラグラと曲がるほどで、撮影環境によっては画面全体に揺らぎが起きてしまうため、見ている人も酔ってしまう可能性があります。

そのためローリングシャッターの歪みを抑えるにはス、キャンの速度(処理速度)が必要になります。X-H2sは積層型を搭載しており、読み込み書き出し速度が高速なのでα7siiiに匹敵するほどローリングシャッターの歪みがありません。

  • α7siii: 8.7ms(4K60p/30p)
  • X-H2s:F-Log2 約10.6ms(4K120pはさらに高速化、設定次第で約5.55ms)
  • X-T4:16.6ms

X-H2は画素数がT4の倍なので30ms近く?(プロセッサーの世代が違うので多少は有利に働いていると思いますが計算はしていませんw)

4K120pとローリングシャッターの歪みを抑制できるということでX-H2sを選択しました。動画撮影ではローリングシャッター問題と高感度が重要だと思います。

ちなみに、H2sの動画画質は綺麗ですが、積層型センサーはスチールの画質が少し落ちてしまうようです。写真画質でいえばX-h2のほうが綺麗。

「X-H2s」、「X-H2」、「X-T5」どれがおすすめ?

  • 動画メインなら「H2S」
  • 写真メインなら「X-h2」か「X-t5」
  • どちらもバランスよく撮影したいなら「X-H2S」

X-H2SのリアダイヤルでISOの変更可能へ

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X-H2sのアップデートにより、ISOの変更がリアダイヤルでできるようになりました。

これまでは不可だったようで変更して欲しいとの要望が多かったようです。このアップデートもH2sを購入する決め手になりました。

リアダイヤルにISOが割り当てられる利便性は非常に高いからです。

動画撮影では特に重要な機能です。

まとめ

一点だけマイナス評価があるとすると、動画設定にISOの上限設定がないことです。

普段はISO固定にして撮影するので特に問題はないのですが、人物や動物系など動き物を撮影する場合にはISOを固定にしておくと露出がガンガンと変化するので見にくくなります。

そのためISOはノイズが出にくい範囲を指定しておきたいところ。しかし動画では上限設定ができないようです。ちなみにスチールは上限設定ができます。

X-H2Sを購入して使っていますがとても良い機種で扱いやすくて気に入りました。グリップも大きく人間工学に基づいて設計されているのか、がっしりと掴むことができます。α7s3よりもしっかりと握れて、ニコン機やキヤノン機を握った時と同じ安心感があります。

ジョイスティックの位置が上に移動していて、これはT5の位置の方が操作しやすいですね。ただ数時間使っていて徐々に慣れてきました。

見た目に関してはクラシカルなT5に惚れ込んでいたので、X-H2Sにそこまで「かっこいい!」という印象はなかったのですが、手元に来てからは一転!

かっこいい!

実際に目にすると違いますね。富士フイルムらしいカッコ良さで惚れ惚れします。肩液晶も良いアクセントになっていて大満足です。また、充電中も肩液晶に表示されている電池残量が上がっていくのがわかりやすくて良いですね。

値段が難点ですが、カメラとしてはほぼ完璧ではないでしょうか。T5より気に入りました(笑)

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