ビオトープでろ過システムの作り方

屋外でメダカや金魚を飼育する場合は、ろ過器をつけずに自然の力でビオトープを楽しんでいる人も多いと思います。

ただ、ろ過装置を付けることで更なる水質安定を維持することが可能です。

プラ舟で最強のビオトープ

基本的に外で飼育する場合は、「微生物」・「バクテリア」の力を借りて水を綺麗に保ちます。

太陽の強烈な光で藻や微生物ができるので、それをメダカや金魚が食べて生きています。

屋外飼育は、グリーンウォーターになりやすいです。この水になれば人口餌をあまりあげなくても育てることができます。また、人口餌を入れないことで食べ残しなどがなくなり、水をもっと綺麗に長く保つことができます。

しかし、グリーンウォーターは水槽の中が見えにくいデメリットがあります。

そのようなときには外でろ過機を使いましょう。

屋外ビオトープの水中モーター(ポンプ)

屋外でろ過装置を使うことができますが、電源コンセントまたはソーラー発電が必要になります。また、外では雨が降るため、『水中モーター』を選ぶ必要があります。

水に濡れて壊れるろ過機は大変危険です。最悪ショートして火花が飛び発火します。配線も気をつけてください。ビニールテープなどで雨水が電源プラグに接触しないようにしっかりと巻き付けます。

ポンプは水中ポンプが売られているのでそちらを選ぶようにしましょう。

上部式フィルターの「GEX デュアルクリーン」や「コトブキ工芸 トリプルボックス」は水中モーターです。20cm以上の水深をかせげてモーターを水中に沈められる水槽なら代用をすることができます。

使ってない上部式フィルターがあったらラッキーです。

また、外掛け式やGEX コーナーパワーフィルター、GEX サイレントフローパワーのろ過フィルターも分解してモーターだけ取れば代用は可能です。

しかし、モーターから水槽に水を戻すためのホースを準備する必要があります。上部式フィルターは一般的なサイズのホース、外掛け式は小さなホースを買っておくと良いでしょう。

GEXサイレントフローパワーくらいの排水口ならブクブクに使うエアチューブで代用できます。

ちなみに、「外部式フィルター+水中ポンプ」を組み合わせることで、ろ過能力をアップさせる方法もあります。外部式フィルターの排水口に水中ポンプを固定して取り付けます。(固定する器具が必要です)

生物ろ過と物理ろ過

水の循環方法は完璧!

しかし、ろ材はどのようにしたら良いのでしょうか?

プラ舟にそのまま、赤玉土や砂利をいれておいても良いです。新鮮で大量の酸素が水中モーター・ポンプで送られてくるので、バクテリアも活発に活動できます。

物理ろ過は?

網で落ち葉やゴミをすくってとる方法が最も簡単です。オーバーフロー式のろ過装置のやり方もあります。

尚、「外部式フィルター」を代用すると、生物濾過と物理濾過の両方ができます。

見た目も良くて効率的に濾過するフィルター例

大きなプラ舟の中に一回り小さなプラ舟を入れ、溢れ出した水を循環させる方法です。プラ舟に穴をあける必要がないため簡単にオーバーフロー水槽が出来ます。

大きなプラ舟には赤玉土などを大量に入れているためバクテリアの住処及び物理ろ過まで可能です。生物ろ過と物理ろ過を強力に行い、裏側にセットしてある水中モーター(ポンプ)で綺麗な水を再びメダカや金魚がいる小さなプラ舟へ循環させます。

ビオトープを行うにあたり、色々な方法でろ過システムを自作している人はいます。「盆栽ビオトープ」は見た目もスッキリして「和」を感じさせる、メダカ・金魚にぴったりな素晴らしい方法だと思います。

また、大きなプラ舟の中にも水が入るため水量も稼げます。リセットをする場合に少し大変そうですが、挑戦をしてみてはいかがでしょうか。

ビオトープは手間がかからない飼育方法として、そして手軽に自然の空間を楽しめる方法として昔から人気があります。

まとめ

水槽の総重要が重くなるので配置場所には気をつけましょう。

動画の方法では水中ポンプが必要ですが、ろ過システム以外にも水の流れを作ることができるため、酸素の供給は抜群です。アイデア次第で面白いビオトープが作り出せます。

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