ドジョウの屋外飼育と注意点【4コマ漫画】

ドジョウの屋外飼育と注意点【4コマ漫画】

ドジョウを屋外飼育すると手間がいらずに簡単に飼育することが出来ます。

ドジョウは日本にも生息してる魚なので、もちろん外で飼うことができます。

ドジョウの飼育準備

  • 水槽(プラ舟お勧め)
  • 泥・川砂・細かい赤玉土
  • カルキ抜きした水
  • 水草
  • ドジョウ
  • 水槽サイズに気をつける

まず重要なこと、それはドジョウを飼育する場合は水槽のサイズ、特に高さに注意する必要があります。ガラス水槽は高さが30cmや40cmといったものがあるので良いのですが、屋外に置くことで不意に割れてしまう恐れがあります。

風の強い日、台風などのときは対策が必要です。

また光をサイド側からも取り込みやすいため、藻の発生が多くなり、見栄えが気になるかも知れません。

屋外に強く水槽に代用出来る「プラ船」がお勧めです。

高さが30cm以上あるものを用意しましょう。

安価で高さのある衣装ケースがありますが、水槽には使えません。一般的な衣装ケースは紫外線に非常に弱いため、長期的に太陽の下に置いておくとパリパリと割れてしまいます。割れると水が漏れるため生体が死んでしまうことが安易に想像出来ます。

発泡スチロールでも大丈夫ですが、耐久性には弱く、水の入った状態で強く持つと割れやすいので注意が必要です。

メダカを屋外で飼育する場合は高さよりも広さが重要ですが、ドジョウとは異なります。

ジャンプをするドジョウ【注意点】

45cm以上広さと30cm以上の高さのある水槽が必要な理由は、ドジョウのジャンプ力にあります。

ドジョウは土の中や水底を主な生息環境にしていますが、夜になると水面に浮上してジャンプをすることがあります。

屋外水槽ではほとんどの場合に蓋をしないため、高さがないとドジョウが飛び出してしまいます。高さのある水槽なら水位を少し下げることが出来ます。

とりあえず6割まで水を入れて様子を見ておくと安心です。よく観察をしておきましょう。

プラ船などにガラス・アクリル蓋をすることで高さのない水槽でも飼育は可能ですが、屋外飼育なので雨で加水や風で酸素供給に利用したい所。

ただ雨の加水には注意が必要です。

水槽の置き場所は太陽光が当たる場所で問題はありませんが、夏場は水温が高くなるため日陰を作るなどして気に留めておきましょう。また、ドジョウは冬になり水温が下がると冬眠することがあります。

屋外でドジョウを飼育する底床選び

底床に使うのは泥や砂などが適しています。

ドジョウは土に潜る習性があるので、出来るだけ自然環境を再現してあげましょう。

泥は「荒木田土」と言う商品名をネットやホームセンターなどで探せば見つかると思います。川を再現するという意味で川砂を選ぶのも良いですね。

赤玉土は弱酸性に傾けてくれます。また吸着力が良いため、水を透明に維持させる力もあります。

底床の量は5cm~10cmほど敷き詰めます。

あまり敷き詰めると酸素が滞り、嫌気バクテリアが発生し、水質が悪化しやすくなります。アクアリウムでは限られた水の中でいかにして魚達の好環境を維持出来るかが重要です。

エアレーションや照明ライトはいる?

エアレーションは必要ありません。

ライト・照明も、太陽光が十分に入る場所に設置しているなら必要ありません。

エアレーションでブクブクをすると底床が吹き上げられ濾過システムがすぐに目詰まりします。ただ、酸素量が少なくなる夏場には、状況によりエアレーションをおこなうと安心です。

ドジョウの餌

安価で丈夫。

アクアショップやホームセンターに多く販売されているマドジョウは、大きくなっても12cm程度と飼育がしやすいです。

ドジョウは雑食です。

「藻」・「イトミミズ」・「ミジンコ」、死んだミナミヌマエビや死んだメダカなどなんでも食べます。

人口餌を選択する場合は、水底に沈むタイプを選びましょう。

ザリガニ用の餌で問題ありません。

冬に餌をやっても動かない場合は冬眠をしている可能性があります。餌をあげないようにしましょう。水質が悪化します。

まとめ

ドジョウは屋外飼育が可能な魚です。

気を付けることは脱走しないように水槽の高さに気を配ること。

メダカを混泳させておくと、見た目も涼しくなり、ボーフラの対策防止、そしてメダカの残り餌をそのまま食べてくれるので水質の悪化も防ぐことが出来ます。

飼育費はほとんどかかりません。

水槽の掃除屋さん、可愛いドジョウを飼ってみてはいかがでしょうか?

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