ネオンテトラの繁殖方法

ネオンテトラの繁殖方法【4コマ漫画】

ネオンテトラはとても綺麗な魚で、熱帯魚の代表的な存在です。

宝石のようなネオンテトラを増やしたいと思っている人は多いのではないでしょうか?

しかし、ネオンテトラの繁殖は難しいです。メダカや金魚と違ってコツがいります。

ネオンテトラの繁殖・難易度は高い オスとメスを用意

難易度が高いと言われるネオンテトラですが、繁殖は可能なのでしょうか?

簡単に増やすことができれば、綺麗な水槽が維持できます。

親魚の選別

ネオンテトラを繁殖させるには、「オス」と「メス」を用意する必要があります。

産卵・繁殖に適した若い親魚を選びましょう。

ネオンテトラは成長スピードが早いため、約4ヶ月~6ヶ月程で親魚になります。

つまり、大きく成長している購入したネオンテトラは老齢になっている可能性があります。

繁殖能力が落ちている可能性があります。

そのため、成魚の体長が23ミリ~25ミリ程を目安に選ぶと良いです。

オス・メスの判別方法は、外見から見ることができます。スマートな体型で素早く動くのはオス、お腹が膨らんでいるのがメスです。

抱卵したメスはお腹が膨らんできて、背中が黒ずみやすいという特徴があります。また、メスよりもオスのほうがヒレが大きめです。

メス1匹に対して、オスを2匹程にします。

30cm水槽以上の隔離水槽を用意

繁殖させるための飼育容器を用意します。

メダカは卵を水草などにつけていきますが、ネオンテトラは水槽内に卵をばら撒きます。

非常に小さな卵を産むため、他の魚がいると食べられてしまいます。これは親魚にも当てはまるため、親魚が卵を散乱した後は元の水槽に戻しましょう。

繁殖には卵専用の水槽が必要です。

産卵用水槽の水温・底床

水温は22℃~26℃程に保ちます。

pH5.5~pH6.5程の弱酸性の軟水にセットしましょう。

水槽の底には「大磯」・「ウィローモス」を置くことで卵が入り込むため、親魚に食べられる確率を落とすことができます。

照明・光は殆どなし

ネオンテトラは少し変わった特性があります。

産卵→孵化→稚魚→成長期間」は光量を極めて薄く、暗い環境で育てます。

ガラス水槽の場合は、四方を黒い画用紙などで覆います。メダカは光を体内に取り入れ、たくましく成長をしますが、ネオンテトラとは異なる成長の仕方をします。

稚魚用水槽の水温

産卵したことを確認できたら水温を30℃程に上げます。

上げなくても孵化はしますが、水温を上げると成長速度が高まります。30℃の場合は約12時間で孵化が始まります。

メス親魚のネオンテトラは産卵直後で体力を消耗している状態です。再び産卵するには時間がかかります。メダカの場合は1日おきに卵を持ちますが、ここもネオンテトラとは異なる部分です。

稚魚の育て方

稚魚が無事に孵化した場合、2日はそのままにし、3~4日程までは観賞魚の稚魚用の餌を与えたり、卵の卵黄を溶かして与えます。

一週間後を目安に、活き餌であるゾウリムシ(インフゾリア)やブラインシュリンプを与えると良いでしょう。

餌の与えすぎは、水質を悪化させるため注意が必要です。

また、濾過フィルターを動かすと稚魚が吸い込まれる恐れがあります。軽くエアレーションをかけて水流を発生させます。

急激な水質変化を避けながら、4~5週間程はそのままで育てます。

6週間程すると見た目もネオンテトラと分かるようになるため、親魚と同じ水槽に移しましょう。

ネオンテトラが卵をもたないときは、一度低い水温を経験させると良いです。低い水温から高くすると産卵を促すことができます。水温を15~18度に設定して、1週間そのままに。そして、水温を25℃程に上げて餌を多めにあたえましょう。魚は水温の変化に弱いので、水温は3時間程かけてゆっくりと上下させます。

うまく受精できない卵は孵化に失敗して白くなり死んでしまいます。放置すると水カビの原因になり、伝染するので早く取りのぞきましょう。

インフゾリア(ゾウリムシ)の作り方

「材料」

  • 容器
  • キャベツ
  • 牛乳
  • 水槽の水

「作り方」

  1. 広い容器に千切のキャベツと水槽の水を入れます
  2. 牛乳を1~2摘垂らします
  3. 暖かい場所に置き、3日程したらインフゾリアが発生します

水面のモヤモヤしている物になります。スポイトなどで与えましょう。また、購入することもできます。

ブラインシュリンプの作り方

「材料」

  • ブラインシュリンプの卵
  • エアレーション
  • ペットボトル
  • お茶やコーヒーのフィルター

「作り方」

  1. 塩分濃度3%の食塩水を作ります
  2. ブラインシュリンプの卵を入れましょう
  3. エアレーションをかけます
  4. 暖かい場所で2日程、孵化するのを待ちましょう
  5. お茶やコーヒーフィルターなどで孵化したブラインシュリンプを取ります
  6. カルキ抜きした水の張った容器に移し、光を当てます
  7. 光にブラインシュリンプが集まるのでスポイトなどですくい稚魚に与えます

まとめ

ネオンテトラの群衆が水槽にいるだけで輝く宝石のように見えます。

増やしたいところですが、繁殖は難しいものの不可能ではないため挑戦してはいかがでしょうか。難易度が高めです。

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